forget forgot forgotten

ゆく川の水は何とやら。 思い出はあるけれど、忘却の彼方に置き忘れた物たちは、どんな色や形をしていたのだろう。 その断片だけでもつなぎとめるために、訥々と、時に意味もなくただ書き連ねよう。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

tanka

『かぜのいろ あの虹くらい あざやか』と キーキーと鳴く 錆び付いた鶏 『あのかぜが あんまりきもちよかったもので』風見鶏から届いた手紙 アイウォンチュアイラビュアイニヂュアイミスユー日本語訳はしなくていいよ アスファルト 溶けるキャンディ 張り付…

siren(ce)

何処からかヘリコプターの音が聴こえる赤いパトランプがそれを眺め野次馬が非日常を眺め僕もそのひとり ポケットに伸ばした手を止めるちがう。そうじゃない。 軟着陸した機体からそれを迎えた白い機体から青と紺の人達がバタバタと入り混じる 真っ白なシーツ…